漆器が価値を示すのは、お客様が使われたとき。
だからこそ私たちは、実際にどう使われているのかを把握することも大切だと考えており、時々飲食店様にお邪魔して、拙いながらも漆器がどのように使われているのかを勉強させていただいております。
今回訪問させていただいたのは、「あんみつ みはし様」です。
“あんみつは味のシンフォニーです。”
素材にこだわり、創業当時からの味を守り続けておられます。蜜は、創業時よりさっぱりめで、波照間島の黒砂糖を使われている地元でも人気のお店です。
この日注文させていただいたのは、限定メニューのおでん定食です。
提供いただいた御前には、どーんと目立つ大名椀が添えられていました。蓋を開けると、たっぷりのアツアツおでんです!
少し高めの高台(こうだい)の、口径の大きい椀に盛り付けられていることで「おでんが主役」と誰もが感じることができるような素晴らしい配膳になるのだと、素人ながら勉強させていただきました。
寒い時期に体に染み渡るあったかいおでんを心ゆくまで堪能させていただきました。
この時期はクリスマスあんみつが人気で、季節ごとのあんみつを楽しみに来られる方も多いとか。素晴らしい時間をありがとうございました。